RPCS3 v0.0.27 × Canary Patch
2023 年 4 月更新
0. 動作環境
♦PCスペック
CPU i7 8700K
GPU GTX 1070ti
RAM 16GB
5年前のスペックでもWQHDまでなら十分にプレイ可能
RPCS3 は GPU よりも CPU の性能に依存するので、最新の 13700K あたりならさらにパフォーマンスは高いはず
♦必要なモノ
RPCS3 v0.0.27 & FW 4.87
Canary Patch
♦︎キャッシュ作成とクラッシュ
MGS4は最初のデータインストールとシーン切り替えごとにRPCS3のキャッシュ作成が入るため、初回はとんでもなく時間がかかる
作成後は実機とほぼ遜色ないスピードで切り替わる
また、プレイ中にクラッシュしてピンク色のエラーが表示された場合は再起不能なのでリセット
処理が重い ACT3 では起きやすくなるので注意
♦︎ Rajkosto's Custom buildとの比較
Rajikosto's Custom build は 2020 年 2 月で更新が止まっているため、v0.0.8 ベースのままである
本家にパッチ適用で動作も十分安定しているため、あえてこちらを使用する必要性は下がったと感じる
1. Canary Patch 適用
このパッチは FW 4.87 のみ導入可であることに注意
RPCS3 の FW は上書き方式なので、最新の FW 4.88 導入済でも再インストールするだけでOK
何故か RPCS3 の wiki に書いてある方法ではパッチが反映されなかったので、
① Patch Manager から Download latest patches を選択する
② rpcs3\patches\patch.yml が作成されるので、patch.yml をメモ帳で開く
③ 最終コードから1行空けて Canary Patch のコードを貼り付けし、上書き保存する
上記の手順で対応した
2. Settings 最適化
♦︎Change Custom Configuration
・Flamelimit 60
・ZCULL accuracy Relaxed
・Write color buffers On
・Vbrank Frequency 240 Hz
wiki に記載があるもののうち、個人的に必須だと思う設定のみ抜粋
3. プレイ所感
v0.0.27 でも平均 FPS が 40 〜 50 と安定してる
30 を下回ることがほぼなくなり、体感としてはかなりプレイが快適になった
軽量化されたのか CPU 使用率が 60% 程度に収まっている
なお、 RPCS3 はほぼ毎日の様に更新されているが、基本的には自動アプデは非推奨
理由は開発者や時期によっては安定しないビルドがあるため、せっかく構築した環境が揺らぐ可能性がある
ソースコードの更新が4桁だったり、あまりにも間隔が狭い更新の直後は避けた方が無難
少なくとも MGS4 や MGSHD の場合、RPCS3 単体のパフォーマンスは既に最大化されていると感じる
従って、4K や 60FPS 安定を目指すなら、素直にPCのスペックを上げるべき